【TopSEチュートリアル】VDM++による形式仕様記述(1/25開催)[終了]

■日 程:2011年1月25日(火)
■会 場:国立情報学研究所 20階ミーティングルーム(2009, 2010)
■講 師:石川 冬樹 (国立情報学研究所)

セミナー概要
日 時 2011年1月25日(火) 10:00-17:00 (受付開始:9:30)
会 場 国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム1・2(2009・2010)
概 要 本チュートリアルでは,形式手法VDM++によるソフトウェアの仕様記述と検証・分析について,ツールを使った実習を交えて解説します。
ソフトウェア開発では,開発の早い段階での誤りが後の工程へと引き継がれることに起因する,システムの信頼性低下や手戻りによるコスト増大が大きな問題となっています.このため,開発の初期段階の仕様書や設計書等の中間成果物に対して,科学的・系統的に分析・検証を行い誤りを除いておくことが重要であると考えられます.そのためのアプローチとして,数理的な基礎のもとにモデル化と検証・分析を行う,形式手法が最近注目されています.しかし,これまで開発者 が身につけてきたものとは異なる知識・スキルが求められるので,敷居が高いという側面があるのも事実です.
本チュートリアルでは,ライトウェイトな形式手法であるVDMをとり上げます.VDMでは,システムの状態を表す変数やそれに対する操作を抽象的にモデル化し,インタプリタ実行によるテストを中心とした方法で検証・分析を行います.このため,一般の開発者にとって身近な方法により,実装詳細を捨象した形での仕様の厳密化・明確化,および実行を通した検証・分析を行うことができます.
また,形式手法としてのVDMの考え方・アプローチと,オブジェクト指向に基づいたVDM++言語を使った仕様記述について,解説します.さらに,ツールを用いた仕様の実行と検証・分析方法についても,具体例に基づく実習と実演を交えて,説明します.
内容のレベル 初級
講 師 石川冬樹 (国立情報学研究所)
対 象 一般※ 定員 32 名(先着順)
参加費(税込) 一般会員 10,000円、一般非会員 15,000円
学生会員 3,000円、学生非会員 6,000円
※NPO法人 トップエスイー教育センター、日本ソフトウェア科学会の会員の方は割引の対象となります。
※GRACEセンター協賛企業の方は別途お問い合わせ下さい。
NPO法人 トップエスイー教育センターへ入会を希望される方は、備考欄に「NPO法人入会希望」とご記入ください。会員価格にてご参加いただけます。なお、会費(年会費12,000円)は会場受付にてお支払ください。
主 催 日本ソフトウェア科学会
協 力 NPO法人 トップエスイー教育センター
国立情報学研究所 GRACEセンター
株式会社 CSK
お問合せ先 本セミナーに関するご質問などは、下記アドレスにて承ります。
vdm-tutorial@topse.jp