トップエスイー特別講義:CafeOBJで学ぶ形式仕様記述とその証明(10/23,30)

セミナー概要

日時:
(1日目) 2015年10月23日(金) 13:30-17:00(受付開始:13:00)
(2日目) 2015年10月30日(金) 13:30-17:00
会場:
国立情報学研究所 国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム(2009/2010)
概要:
 CafeOBJは、代数的にシステムの仕様を記述し、その上の性質を証明することができる先端的な形式仕様言語の一つです。本講義では、CafeOBJを使った代数仕様言語の記述方法とシステムの性質を対話的に証明する方法を実際に支援ツールを使いながら学ぶことができます。
 講義は2日間にわたって行われ、自然数やリストを使ったCafeOBJによる代数仕様記述の記述方法から、具体的な相互排他プロトコルを使った対話的な証明まで、ツールを通して体験していただけます。CafeOBJの開発者の一人である二木特任教授から直接学ぶことができるまたとない機会となっております。
 当日会場に用意されたシンクライアントにて演習を行うことができます。ご自身のPCで動かしてみたいという方は、以下のページからCafeOBJ 1.5.3をインストールしてご持参ください。http://cafeobj.org/download/
スケジュール:

10月23日(金)
13:30 – 15:00 講義1: CafeOBJの概要と基礎, 自然数の表現
15:15 – 16:45 講義2: モジュール構造とジェネリックリスト
16:45 – 17:00 質疑応答

10月30日(金)
13:30 – 15:00 講義3: CafeOBJによるモデリングと記述の実際
15:15 – 16:45 講義4: CafeOBJによる証明の記述と証明の実際
16:45 – 17:00 質疑応答

参考資料:

以下のページから最新の講義資料をダウンロードできます。

http://www.jaist.ac.jp/~kokichi/lecture/1510NII/

※講義資料は英語が中心となりますが、講義は日本語で行います。

「CafeOBJ入門」
(1) 形式手法とCafeOBJ: http://ci.nii.ac.jp/naid/110006664762
(2) 構文と意味: http://ci.nii.ac.jp/naid/110006664763
(3) 等式推論と項書換システム: http://ci.nii.ac.jp/naid/110006840405
(4) 証明譜による検証法: http://ci.nii.ac.jp/naid/110006990888
(5) 認証プロトコルの検証: http://ci.nii.ac.jp/naid/130004549136
(6) 通信プロトコルの検証: http://ci.nii.ac.jp/naid/10025982447

講師:
北陸先端科学技術大学院大学 ソフトウェア検証研究センター 特任教授 二木厚吉
定員:
16名(先着順)
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
NPO法人トップエスイー教育センター会員, トップエスイー受講生:無料
非会員:(一般)16,000円 (学生)8,000円
2日間通じての料金です。(1日のみ参加の場合も変わりません)
参加申込方法:
参加申込みサイトより必要事項を入力の上、お申込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S48854348/
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
お問合せ窓口:
セミナーに関するご質問などは、下記アドレスにて承ります。
inquiry_[at]_topse.or.jp ※_[at]_部分を@に変えてください

ソフトウェアエンジニアのための機械学習によるデータ分析実践(9/3)

セミナー概要

日時:
2015年9月3日(木)
13:00-17:00(受付開始: 12:30)
会場:
国立情報学研究所 国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム(2009/2010)
概要:
 収集・蓄積が可能なデータ量が増えたことで,このビッグデータからビジネスに有効な知見を発見(データマイニング)するための機械学習技術に注目が集まっています.オープンソースのツールなどが充実してきたことで,研究者や専門家でなくても機械学習技術を利用することが可能となってきており,ソフトウェアエンジニアにも機械学習によるデータ分析の知識が求められています.ツールやライブラリの使い方は,書籍やWeb上で詳しく解説されており,複雑な機械学習アルゴリズムでも簡単に利用することが可能になりました.

しかし,分析自体は簡単に行うことができても,分析前の準備,分析手法の選択,分析結果の評価など,分析プロセスに問題があると,適切な分析結果を得ることができません.

本セミナーでは,機械学習によるデータ分析のプロセスを実際に手を動かしながら学んでいきます(聴講だけでも問題ありません).

講義ではPythonとR,両方の例で説明しますので,どちらか好きな方(あるいは両方)で実際に分析をしていただくことができます.

当日会場に用意されたシンクライアントにて演習を行うことができますが,ご自身のPCで動かしてみたいという方は,以下の事前準備の説明に従い,演習に必要なソフトウェアとデータを準備してご持参ください.

※事前準備:
[ソフトウェア]
PythonもしくはRは,それぞれ,以下のライブラリを利用予定ですので,事前にお好きな方をインストールしておいてください(括弧内は動作確認したバージョン).セミナーではPython,Rの動作に関するご質問をお受けする時間がありませんのであらかじめご了承ください.

Python(2.7.10)
matplotlib(1.4.3), numpy(1.9.2), pandas(0.16.2), scipy(0.15.1)
scikit-learn(0.16.1), statsmodels(0.5.0)
および上記ライブラリの依存ライブラリ
※AnacondaというPython distributionだと一括導入できて便利です.

R(3.2.0)
caret(6.0.47), doMC(1.3.3), e1071(1.6.4), gbm(2.1.1), glmnet(2.0.2),
kernlab(0.9.20), nloptr(1.0.4), randomForest(4.6.10), rpart(4.1.9)
および上記ライブラリの依存ライブラリ
※IDEはRStudioが便利です

[データ]
以下のデータを利用しますので事前にPCにダウンロードしておいてください.
http://biostat.mc.vanderbilt.edu/wiki/pub/Main/DataSets/titanic3.csv
(Data obtained from http://biostat.mc.vanderbilt.edu/DataSets)

講師:
日立製作所 研究開発グループ 鴨志田 亮太
定員:
30名(先着順)
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
一般 3,000円/学生 1,000円
会員:1,000円(税込み)
※日本ソフトウェア科学会 会員の方も会員価格となります。
※NPO法人 トップエスイー教育センター会員及び日本ソフトウェア科学会会員の方は、優先的に受講いただけます。
参加申込方法:
参加申込みサイトより必要事項を入力の上、お申込みください。
http://ws.formzu.net/fgen/S53074529/
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
協賛:
日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
お問合せ窓口:
セミナーに関するご質問などは、下記アドレスにて承ります。
inquiry_[at]_topse.or.jp ※_[at]_部分を@に変えてください

要求工学ワーキンググループ 第11回東京サブワークショップ(7月24日)【後援】(終了)

情報処理学会 ソフトウェア工学研究会 要求工学ワーキンググループ
第11回東京サブワークショップ(2015年7月24日)参加募集

2015年7月24日(金)に情報処理学会主催のソフトウェア工学研究会要求工学ワーキンググループ第11回東京サブワークショップを行い、約20名の方が参加し、活発な議論と演習が行われました。

要求

概要:
2010年の12月に第1回東京サブワークショプを開始して以来,
要求定義における課題解決への貢献と,要求工学技術・研究の深耕・発展を
目指し,ワークショップ自体で「要求工学」を実践しております.
第11回も,国立情報学研究所にて3部構成のワークショップを開催いたします.
皆様のご参加をお待ちしております.

プログラム:
第一部では,企業の技術者,研究者による研究報告と討論を行います.
第二部では,工学院大学の位野木万里先生による基調講演を予定しております.
第三部では,参加者による参加型演習を中心とした討論を行います.


2.開催日時

2015年7月24日(金)
13:00~17:00(予定)(12:30~ 受付)


3.開催場所

国立情報学研究所 20階ミーティングルーム(2009―2010室)
http://www.nii.ac.jp/access/


4.プログラム

第一部 13:00-14:00
1) 「屋内ナビゲーションシステムの要求定義に向けた
Goal Directed Task Analysisの適用(仮) 」
株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ 坂本 孝博 氏

2) 「自然言語を用いた顧客による要求定義の支援手法」
茨城工業高等専門学校 滝沢 陽三 氏

第二部 基調講演 14:10-15:10
「ステークホルダ分析とシナリオ分析」
工学院大学 位野木 万里 氏

第三部 参加型課題討論 15:20-17:00
「ステークホルダ分析とシナリオ分析演習」

懇親会 17:15- (有料)

最新のプログラムは、要求工学ワーキンググループ東京サブワークショップのWebサイトをご確認ください。


5.主催

主催: 情報処理学会 ソフトウェア工学研究会,要求工学ワーキンググループ
協力: 国立情報学研究所 GRACEセンター トップエスイープロジェクト
後援: NPO法人 トップエスイー教育センター


6.事務局

実行委員東京サブワークショップ:http://www.fuka.info.waseda.ac.jp/rewg-sub/index.html
東京サブワークショップ事務局:rewg-sub-staff[at]ml.twcu.ac.jp(スパムメール対策のため、「@」を「[at]」と表記しております)
中谷多哉子(筑波大学)
妻木俊彦(国立情報学研究所)
白銀純子(東京女子大学)
位野木万里(東芝ソリューション)
ご協力: 吉岡信和(国立情報学研究所)


7.参加募集方法

下記フォームにて2015年7月21日(火)までに事務局(rewg-sub-staff[at]ml.twcu.ac.jp)までメールにてお申し込み下さい.(スパムメール対策のため、「@」を「[at]」と表記しております)

(事務労力削減のため,特に事務局からの返信メールは出しておりません.
参加のために,事務局からの返信メールが必要な方は,
参加申し込みの備考欄に,その旨,お知らせください.)

・ワークショップ参加費:無料

————————-参加申し込みフォーム———————–
東京サブワークショップ(2015年7月24日)に参加します。
・御所属:
・御芳名:
・メールアドレス:
・備考:
・懇親会(有料):参加する/参加しない(不要な方を削除してください)
・今後のご案内は: 不要/必要である.
—————————————————————–
懇親会の詳細は後日ご案内いたします.会費2000~3000円の予定です.
以上
—————————————————————–


2015年度第1回SE勉強会: SE meets Machine Learning 活動報告

概要:
2015年度第1回となるSE勉強会は機械学習をテーマに以下の講演があり、
26人が参加し、活発な質疑がありました。懇親会では3つのライトニングで盛り上がりました。

日時:日時:2015年6月4日(木)18:30-21:30
場所:国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム1・2(2009,2010)
プログラム:

講演1:「NEC独自の分析技術を活用したビッグデータへの取り組み 〜機械学習活用事例〜」,石井 健一 氏(NEC, 第3期修了生)
参考:NECの社会ソリューション,ビッグデータを支える先進技術

講演2:「機械学習によるデータ分析プロセス」, 鴨志田 亮太 氏(日立製作所, 第9期修了生)講演資料, 参考資料

講演3:「論文調査報告:機械学習が産み出す高利の負債」,石川 冬樹 氏(NII),講演資料
参考:Machine Learning: The High Interest Credit Card of Technical Debt

講演の模様:
むだい3

ソフトウェアエンジニアのための「機械学習理論」入門(6/26)

セミナー概要

日時:
2015年6月26日(金)
13:00-17:00(受付開始: 12:30)
会場:
国立情報学研究所 国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム(2009/2010)
概要:
概要:
 機械学習のツールやライブラリがオープンソースとして利用可能になり、さまざまなビジネス領域で機械学習が活用されるようになりました。とりわけ、大規模データ分析や機械学習を組み合わせたアプリケーションの開発において、データ分析を専門としないソフトウェアエンジニアにも機械学習の知識が求められています。
 しかしながら、機械学習の背後にある「理論」を理解するための敷居はまだ高く、

・機械学習のツールやライブラリは内部でどのような計算をしているのか?
・計算で得られた結果にはどのような意味があり、どのようにビジネス活用すればよいのか?

という疑問を持つエンジニアが増えています。
 本セミナーでは、機械学習の基本的なアルゴリズムについて、その背後にある理論を解説した上で、Pythonで実装したアルゴリズムのサンプルコードを用いたハンズオンを行います。特に、ビジネス視点でのデータ活用となる「データサイエンス」を意識した解説を行い、ビジネス活用に向けた本格的な機械学習を学ぶ土台となる知識を提供します。

注意:本セミナーは、既存の機械学習ライブラリの使い方を説明するものではありません。機械学習ライブラリは用いずに、アルゴリズムを直接実装したコードで演習を行います。

前提知識:
高度な数学の知識がなくてもアルゴリズムの仕組みが理解できるように解説しますが、大学初等程度の微積分と確率統計の知識があるとより理解が深まります。また、Pythonの基礎知識があると、ハンズオンで提供するサンプルコードを理解するのに役立ちます。

使用予定資料:
・ソフトウェアエンジニアのための「機械学習理論」入門

・ハンズオン演習ガイド

タイムテーブル(予定):
13:00-13:10 オープニング
13:10-14:10 講義(前半)
14:10-14:20 休憩
14:20-15:20 講義(後半)
15:20-15:30 休憩
15:30-17:00 ハンズオン演習
講師:
レッドハット(株) シニアソリューションアーキテクト 中井 悦司
定員:
30名(先着順)
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
一般 15,000円/学生 8,000円
会員:4,000円(税込み)
※日本ソフトウェア科学会 会員の方も会員価格となります。
※NPO法人 トップエスイー教育センター会員及び日本ソフトウェア科学会会員の方は、優先的に受講いただけます。
参加申込方法:
参加申込みサイトより必要事項を入力の上、お申込みください。
http://ws.formzu.net/fgen/S17151523/
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
協賛:
日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
お問合せ窓口:
セミナーに関するご質問などは、下記アドレスにて承ります。
inquiry@topse.or.jp

JSTMセミナー:仕様とテストを行き来してアジャイル・形式手法・テスト自動生成を考える(12/5,7)

セミナー概要

日時:
2014年12月5日(金),7日(日)
ともに9:30-17:30(受付開始: 9:00)
※5日と7日の内容は同一です。
会場:
国立情報学研究所 国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム(2009/2010)
概要:
ますます困難となるソフトウェア開発の課題に対し,以下のように様々な立場・視点からの取り組みがなされています.
・ アジャイル開発のための,テスト(動作例)を軸としたテスト駆動開発やその発展手法
・ 厳密な言語による記述に基づく仕様の厳密化やツールによる検証(形式手法)
・ 様々な技法を用い系統的に行う品質保証テストやその自動生成ツール
これらの分野は互いに関係ない,時には相反するものだと見なされているかもしれません.しかし,これらの分野はすべて,

「ソフトウェアが実現すべき機能」を定義する,そしてその定義を用いて確かに実現がされていることを検証・確認する

という共通の課題に向き合っているものです.このため,これらの分野それぞれで積み上げられた技術や考え方は,元となる思想が異なるからこそ,互いの課題を解決する可能性があります.

本セミナーでは,ソルバー(モデル発見)ツールを用いて,「仕様を基にテストケース(動作例)を生成や確認する」,あるいは「テストケース(動作例)を基に仕様を確認する」演習を行います.この演習は上記の3つの分野にまたがって行うもので,それぞれの分野での上記課題に対する考え方への入門となるとともに,それら分野の相互関係・相互補完について広い視点から学び,議論する内容となります.

本セミナーで用いるツールは,情報処理推進機構(IPA)のソフトウェア工学分野の先導的研究支援事業(RISE)の委託研究により試作したものです.Java言語で書いたデータ構造やインターフェースの記述に対し,仕様や場合分けのヒント,動作例などを付加することで,手軽にソルバー(モデル発見)の技術を,インクリメンタルに,インタラクティブに活用できるようになっています.

【注意事項】
・ ツールをインストールしたWindows PCを用意する予定です.
・ テスト駆動開発(TDD)やその発展(受け入れテスト駆動開発ATDDなど),VDMやAlloyなどの形式仕様記述手法,PICTなどのテスト自動生成ツールなどの知識・経験があれば,より理解が深まりますが,必須ではありません(これらの分野への導入をしつつ,相互の関係について考える内容となっています).

講師:
・石川 冬樹 准教授(国立情報学研究所)
定員:
35名(先着順)
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
無料
※NPO法人 トップエスイー教育センター会員の方は、優先的に受講いただけます。
参加申込方法:
参加申込みサイトより必要事項を入力の上、お申込みください。
http://ws.formzu.net/fgen/S57176756/
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
お問合せ窓口:
セミナーに関するご質問などは、下記アドレスにて承ります。
inquiry@topse.or.jp

DESTECS/Crescendoセミナー:ソフトウェアとメカトロニクスとのco-modeling/co-simulation(10/24)

セミナー概要

講演のビデオ:
日時:
2014年10月24日(金) 10:00-17:30(受付開始: 9:30)
会場:
国立情報学研究所 19階 会議室(1901-1903)※20階 会議室(2009/2010)に変更になりました※
概要:
 組込みシステムの市場はますます活発になっており,賢く柔軟なソフトウェア制御を通して新たな素材やセンサー,計算ハードウェアを活用する迅速なイノベーションが求められています.このためには,異なる工学分野それぞれのスペシャリストが協調し,分野間のギャップによる時間・費用の増大を防ぐことが求められます.つまり,物理的な製品が構築されてから,ソフトウェアによる制御の失敗,その根元となる誤解に気づくような事態を防がなければなりません.

 DESTECSプロジェクトでは,制御デバイスやソフトウェアの離散的なイベントモデルと,制御されるデバイスや環境の連続的なモデルからなる”co-model”を,異なるスペシャリストが協調的に構築し,シミュレーションする(”co-simulation”)手法およびその支援ツールCrescendoの研究開発に取り組んでいます.これらにより,物理とソフトウェアの双方に関する設計空間を探索し,性能,エネルギー消費やコストなどに影響する選択肢を追求することができるようになります.

(プロジェクトWebサイト: http://www.destecs.org/

 本セミナーではDESTECSプロジェクトの中心となるFitzgerald 教授とLarsen 教授を招き,co-modeling/co-simulationの原則や産業界での応用経験についてご講演いただくとともに,Crescendoツールの体験・演習を行います.

【注意事項】
・ 本セミナーにおいては,講師プレゼンテーションなど英語にて実施されます.ただし,プレゼンテーションスライドの日本語版を配布するほか,日本人講師が演習,質疑,議論時には日本語で対応します.
・ Crescendoツールは,ソフトウェア設計,メカトロニクス設計にそれぞれOverture(VDM-RT),20-simを用いています.これらに関する事前の知識・経験は必須ではありません(もしあれば理解がより深まり,演習も円滑に進めやすいと思います).

【プログラム(予定)】
10:00-11:30 DESTECSプロジェクト・Crescendoツールの概要
11:30-12:30 VDM-RTによるソフトウェア設計記述の簡単な解説
12:30-13:30 休憩(昼食は各自とって下さい)
13:30-15:30 Crescendoツール体験・演習
15:30-16:00 休憩
16:00-17:30 産業界での応用経験・議論

講師:
・John Fitzgerald 教授(ニューカッスル大学・イギリス)
・Peter Gorm Larsen 教授(オーフス大学・デンマーク)
・石川 冬樹 准教授(国立情報学研究所)
定員:
60名(先着順)
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
無料
※NPO法人 トップエスイー教育センター会員および日本ソフトウェア科学会会員の方は、優先的に受講いただけます。
参加申込方法:
参加申込みサイトより必要事項を入力の上、お申込みください。
http://form1.fc2.com/form/?id=895141
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協賛:
日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
お問合せ窓口:
セミナーに関するご質問などは、下記アドレスにて承ります。
inquiry@topse.or.jp

【トップエスイー特別講義】プロジェクトマネジメントとその支援ツール(5/14,28)

セミナー概要

日時:
(1日目)2014年5月14日(水) 13:00-16:15 プロジェクトマネジメント概論
16:30-18:00 ソフトウェア設計法通論
(2日目)2014年5月28日(水) 13:00-16:15 プロジェクトマネジメントのためのリスクマネジメント手法と意思決定法
16:30-18:00 プロジェクトマネジメント支援ツール
(それぞれ開始30分前より受付開始)
会場:
国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム(2009/2010)
概要:
プロジェクトは,それが持つ非定常性ゆえに,その遂行には多くのリスクが伴う。ソフトウェアは目に見えないという特性を持つので,プロジェクトの中でも特に,ソフトウェア開発プロジェクトはマネジメントする上で困難が多く,それ故リスクが大きい。 ソフトウェア開発プロジェクトのリスクを低減するためには,中間目標を設定し,設定した中間目標の達成状況をチェックしながら,段階的にプロジェクトを遂行する必要がある。本講義では、ソフトウェア工学をプロジェクトマネジメントの視点から体系的に説明するとともにリスク識別法やその対処方法を解説し、演習によりその手法を取得する。さらに、ソフトウェアの品質や生産性を向上させるための各種の支援ツールやプロジェクトマネジメントの支援ツールを紹介するとともに,それらの支援ツールを開発する方法を解説する。
講師:
古宮 誠一(国立情報学研究所)
詳細:
1日目:プロジェクトマネジメント概論とソフトウェア設計法通論
1日目はソフトウェア工学をプロジェクトマネジメントの視点から体系的に講義する。具体的には『プロジェクトマネジメント概論』を簡単に説明した後で,「ソフトウェアライフサイクルモデル編」を採り上げて講義する。
『ソフトウェア設計法通論』では,ソフトウェア設計法とは何か,ソフトウェア設計法はそれぞれどのような原理・コンセプトの下で,どのような設計手順が提案されているかを明らかにする。各設計法は,その設計法を構成する原理・コンセプトとそれに基づく設計手順ゆえに,ソフトウェア設計法としてどのような長所と短所を持つか。そのような長所と短所を持つが故に,それを使って開発するソフトウェアとの間に,相性(向き・不向き)が生ずる。その相性の内容をその理由とともに明らかにし,開発対象となるソフトウェアの特徴によって,ソフトウェア設計法を如何に使い分けるべきかを明らかにする。
2日目:リスクマネジメント手法と意思決定法とプロジェクトマネジメント支援ツール
2日目は『リスクマネジメント手法と意思決定法』として,リスク要因をどのようにして洗い出すか,その手順や方法(リスク識別法)を紹介するとともに,その有効性を示した実験の方法とその結果を示す。さらに,その演習によってリスク識別法を習得する。(リスク識別法は有料のセミナーでもほとんど明かされることがない。)そして,(予算や期間などの制約から)抽出された複数のリスク要因のすべてに対して対応することはできないので,抽出されたリスク要因の中から,どれとどれをどのようにして選び,優先してその対策を講じるか(リスク分析法)を説明するとともに,その有効性を示した実験の方法とその結果を示す。加えて,演習によってリスク分析法の習得を目差す。本講義では,リスク識別法とリスク分析法の手順と方法を明らかにするとともに,その有効性を示した実験の方法とその結果を示す。
『プロジェクトマネジメント支援ツール』の授業では,ソフトウェアの品質や生産性を向上させるための各種の支援ツールやプロジェクトマネジメントの支援ツールを紹介するとともに,それらの支援ツールを開発する方法を明らかにする。特に本講義では,それらの支援ツールの中から「開発するソフトウェアへの顧客要求をインタビューによって抽出する作業を,経験の乏しい人でも確実に,かつ,効率良く実施できるように,インタビュアを誘導するシステム」の構築方法を明らかにする。
参考文献:
トップエスイー「プロジェクトマネジメント概論」: http://www.topse.jp/syllabus/09/html/pmo2014.htm
トップエスイー「リスクマネジメント」: http://www.topse.jp/syllabus/09/html/pmrm2014.htm
トップエスイー「プロジェクトマネジメント支援ツール」:http://www.topse.jp/syllabus/09/html/pmst2014.htm
トップエスイー「ソフトウェア設計法通論」:http://www.topse.jp/syllabus/09/html/pmsd2014.htm
定員:
★原則として2日間受講してください。
両日とも32名
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
NPO法人トップエスイー教育センター会員:無料
非会員:(一般)30000円 (学生)10000円
2日間通じての料金です。(1日のみ参加の場合も変わりません)
参加申込方法:
以下フォームからお申し込みください。
http://form1.fc2.com/form/?id=895141
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
お問合せ窓口:
inquiry@topse.or.jp

プロセス分析ツールPATで学ぶ並行プロセスのモデル検査(4/17)[終了]

■日 程:2014年4月17日(木)
■会 場:国立情報学研究所 20階ミーティングルーム1・2(2009, 2010)
■講 師:Jin-Song Dong 准教授(The National University of Singapore),
藤本 洋 氏(キャッツ(株))
■参加費:午前の部:無料、午後の部:非会員は有料

セミナー概要
日 時 2014年4月17日(木) 10:00 ~ 16:30 (受付開始: 9:30)
会 場 国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム1・2(2009, 2010)
概 要 並行プロセスの解析や検証ツールの一つとして有名なPAT(プロセス分析ツール)の提案者、Jin-Song Dong博士(シンガポール国立大学)をお呼びしてリアルタイム性のモデル検査のチュートリアル、および、ハンズオンセミナーを開催いたします。午前は、ツールの 提案者から直接最新のモデル検査ツールが学べるまたとない機会となっています。また午後の部では、実際にツールを使って頂きながら、PATを利用したモデルの作成方法、シミュレーション方法、検査方法、時間制約表現の機能など学べます。ぜひこの機会にお誘いあわせの上、ご参加ください。■プログラム:
10:00-12:00 Event Analytics and Verification: The PAT approach
講演者:Jin-Song Dong 准教授, The National University of Singapore
13:30-16:30 PATハンズオン~ふれながら学ぶモデル検査
講師: 藤本 洋 氏(キャッツ(株))

※注意:午前の第1部は英語での講演となります(通訳なし)。また午前の部のみの参加は無料です。
※ 午後の部は会場に用意されたシンクライアントを使って演習を行います。ご自身のPCをお使いになりたい方は、以下のWebサイトからツールをインストールしてご持参くさい。
http://pat.comp.nus.edu.sg/

■プログラム詳細
=== 第一部: PATチュートリアル ===
時間: 10:00-12:00
Title: Event Analytics and Verification: The PAT approach
講演者:Jin-Song Dong博士(the National University of Singapore・准教授)

今回は、並行プロセスの解析や検証ツールの一つとして有名なPAT(プロセス
分析ツール)の提案者、Jin-Song Dong博士(シンガポール国立大学)をお呼び
してリアルタイム性のモデル検査技術の導入から最新動向までを講演して頂き
ます。直接最新のモデル検査ツールが学べるまたとない機会となっています。
また、午後は、NPO法人トップエスイー教育センターが主催のハンズオンセミナー
もございます。ぜひ、そちらもご参加ください。

[概要]
Abstract: Popular model checkers like SPIN, SMV, and FDR are designed
for specialized domains and are based on restrictive modeling
languages. In this talk, we introduce our latest work on combining the
expressiveness of state, event, real-time, and probability-based
languages with the power of model checking. We present the process
analysis toolkit (PAT), which is a self-contained reasoning system for
system specification, simulation, and verification. PAT currently
supports a wide range of 20 different modeling formalism/languages,
including CSP# (short for “communicating sequential programs,” which
is based on Hoare’s CSP). The idea is to treat sequential terminating
programs–which may indeed be C# programs–as internal events. The
result is a highly expressive modeling language which covers many
application domains. Recently, we have successfully applied PAT to AI
planning problems [FMSD’13] and developed verification modules for
real-time and probabilistic systems [CAV’12’13].These recent research
results set a solid foundation for a new research direction; that is
to apply model checking as Service to event planning/prediction,
strategy analysis and decision making, which we call “Event
Analytics”. “Data” are static information where “Event” are more
dynamic and often involve causality, communication, timing and
probability. Event Analytics can offer a new set of technologies that
is beyond static “Data Analytics”. In this seminar, we will introduce
PAT system and its vision. (http://www.comp.nus.edu.sg/~pat/)

[講演者プロフィール]
Bio: Jin Song Dong received Bachelor (1st hon) and PhD degrees in
Computing from University of Queensland in 1992 and 1996. From 1995
to1998, he was research scientist at CSIRO in Australia. Since 1998 he
has been in the School of Computing at the National University of
Singapore (NUS) where he is currently Associate Professor. He is the
deputy director of Singapore-French joint Research lab IPAL. Jin Song
is on the editorial board of ACM Transaction on Software Engineering
and Methodology and Formal Aspects of Computing. He has been
general/program chair for a number of international conferences,
including the general chair of 19th FM 2014 in Singapore. Jin Song has
been a Visiting Fellow (2006) at Oxford University, UK, and a Visiting
Associate Professor (since 2009) at National Institute of Informatics,
Japan. He has supervised 16 PhD students to their successful
completion in the areas of formal methods, model checking, theorem
proving, real-time and probabilistic reasoning, web ontology and
pervasive computing. Many of his PhD students have become faculty
members in leading universities around the world. Jin Song and his two
former PhD students Jun & Yang have founded the model checker PAT
(Process Analysis Toolkit) which has attracted 3000+ registered users
from 800+ organizations in 71 countries. Outside of Work, he plays
competitive tennis and is a registered tennis coach teaching top
ranked junior players in Singapore (including his own 3 kids). He also
developed Markov Decision Process (MDP) models for tennis strategy
analysis in PAT with a special case study on Federer vs Nadal.
(https://www.comp.nus.edu.sg/~dongjs/
)
=== 第2部: PATハンズオン~ふれながら学ぶモデル検査~
時間:13:30-16:30
講師: 藤本 洋 氏(キャッツ(株))

[概要]
本セミナーでは、プロセス代数(CSP)に基づくモデル検査ツールPAT (Process Analysis Toolkit)の基本的な使い方を理解します。実際にツールを使って頂きながら、PATを利用したモデルの作成方法、シミュレーション方法、検査方法を解説します。また、今回の演習では、基本的な表現であるCSPモデルに加えて、 CSPに時間制約表現を記述できる様に拡張したTimedCSPのモデルも紹介する予定です。
[講師プロフィール]
電気通信大学電気通信学研究科博士前期課程(情報工学)修了今までかかわった分野は銀行系(第三次オンライン)、ICカードシステム、電子手帳組み込みの ソフト、物理現象のシミュレーションと可視化、医療系システム、車載ネットワーク、モデル変換など。現職ではツール開発と形式手法ツールを担当する。現在、キャッツ株式会社 プロダクト事業本部所属技術マネージャ。

定 員 第一部:36名,第二部:20名(先着順)
参加費 午前はGRACEセミナーとして開催し、参加費無料となります。
午後:非会員:(一般) 5000円、(学生) 無料
※NPO法人 トップエスイー教育センター会員、日本ソフトウェア科学会会員、トップエスイー受講生、もしくはキャッツ(株)からの招待状をお持ちの方は、無料で参加いただけます。
主 催 NPO法人 トップエスイー教育センター
協 力 国立情報学研究所 GRACEセンター
協 賛 日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
キャッツ株式会社
参加お申込み 以下の参加申し込みフォームよりご登録をお願いします。
 URL:http://form1.fc2.com/form/?id=906892

【トップエスイー特別講義】OpenStackクラウド基盤構築・ハンズオンセミナー(3/3,4)

セミナー概要

日時:
(1)2014年3月3日(月) 13:00-17:00
(2)2014年3月4日(火) 13:00-17:00
(それぞれ開始30分前より受付開始)
会場:
国立情報学研究所 20階 ミーティングルーム(2009/2010)
概要:
OpenStackを利用したIaaSクラウド基盤の設計・構築・運用の基礎となる技術解説を行います。OpenStackの利用方法と内部構造の解説に加えて、実機によるハンズオンを通して、OpenStackの環境構築とIaaSクラウドの利用方法を学びます。
講師:
中井悦司 (レッドハット株式会社)
プログラム:
(予定)
(1)1日目
3/3 (月) 13:00-17:00
・OpenStackの概要と基本機能
・All-in-one構成での環境構築(ハンズオン)
・仮想マシン構築自動化技術
・仮想マシン構築自動化演習(ハンズオン)

(2)2日目
3/4 (火) 13:00-17:00
・OpenStackの内部構造
・複数ノード構成での環境構築(ハンズオン)
・Neutronの内部構造とSDN

講義資料は下記URLで事前公開しています。
http://d.hatena.ne.jp/enakai00/20140106/1388978670

定員:
★原則として2日間受講してください。
両日とも20名
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
NPO法人トップエスイー教育センター会員:無料
非会員:(一般)30000円 (学生)10000円
2日間通じての料金です。(1日のみ参加の場合も変わりません)
参加申込方法:
※定員に達しましたので、お申し込みは締め切りました。
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
お問合せ窓口:
inquiry@topse.or.jp