DESTECS/Crescendoセミナー:ソフトウェアとメカトロニクスとのco-modeling/co-simulation(10/24)

セミナー概要

講演のビデオ:
日時:
2014年10月24日(金) 10:00-17:30(受付開始: 9:30)
会場:
国立情報学研究所 19階 会議室(1901-1903)※20階 会議室(2009/2010)に変更になりました※
概要:
 組込みシステムの市場はますます活発になっており,賢く柔軟なソフトウェア制御を通して新たな素材やセンサー,計算ハードウェアを活用する迅速なイノベーションが求められています.このためには,異なる工学分野それぞれのスペシャリストが協調し,分野間のギャップによる時間・費用の増大を防ぐことが求められます.つまり,物理的な製品が構築されてから,ソフトウェアによる制御の失敗,その根元となる誤解に気づくような事態を防がなければなりません.

 DESTECSプロジェクトでは,制御デバイスやソフトウェアの離散的なイベントモデルと,制御されるデバイスや環境の連続的なモデルからなる”co-model”を,異なるスペシャリストが協調的に構築し,シミュレーションする(”co-simulation”)手法およびその支援ツールCrescendoの研究開発に取り組んでいます.これらにより,物理とソフトウェアの双方に関する設計空間を探索し,性能,エネルギー消費やコストなどに影響する選択肢を追求することができるようになります.

(プロジェクトWebサイト: http://www.destecs.org/

 本セミナーではDESTECSプロジェクトの中心となるFitzgerald 教授とLarsen 教授を招き,co-modeling/co-simulationの原則や産業界での応用経験についてご講演いただくとともに,Crescendoツールの体験・演習を行います.

【注意事項】
・ 本セミナーにおいては,講師プレゼンテーションなど英語にて実施されます.ただし,プレゼンテーションスライドの日本語版を配布するほか,日本人講師が演習,質疑,議論時には日本語で対応します.
・ Crescendoツールは,ソフトウェア設計,メカトロニクス設計にそれぞれOverture(VDM-RT),20-simを用いています.これらに関する事前の知識・経験は必須ではありません(もしあれば理解がより深まり,演習も円滑に進めやすいと思います).

【プログラム(予定)】
10:00-11:30 DESTECSプロジェクト・Crescendoツールの概要
11:30-12:30 VDM-RTによるソフトウェア設計記述の簡単な解説
12:30-13:30 休憩(昼食は各自とって下さい)
13:30-15:30 Crescendoツール体験・演習
15:30-16:00 休憩
16:00-17:30 産業界での応用経験・議論

講師:
・John Fitzgerald 教授(ニューカッスル大学・イギリス)
・Peter Gorm Larsen 教授(オーフス大学・デンマーク)
・石川 冬樹 准教授(国立情報学研究所)
定員:
60名(先着順)
※定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます。
参加費:
無料
※NPO法人 トップエスイー教育センター会員および日本ソフトウェア科学会会員の方は、優先的に受講いただけます。
参加申込方法:
参加申込みサイトより必要事項を入力の上、お申込みください。
http://form1.fc2.com/form/?id=895141
主催:
NPO法人 トップエスイー教育センター
協賛:
日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
協力:
国立情報学研究所 GRACEセンター
お問合せ窓口:
セミナーに関するご質問などは、下記アドレスにて承ります。
inquiry@topse.or.jp